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初節句

· 子どもと暮らす

3月3日は、娘の初節句だった。

雛人形は飾る場所もしまうスペースもないため、飾らず。

実家には私の雛人形があるけれど、コロナで帰りにくいので行かず。

せめて桃の花を飾ろうと桃の枝を買ったけれど、蕾のまま咲く前に枯れてしまい。

せめてせめて、ちらし寿司をつくろうと3日の午前中にスーパーへ行き、材料を揃えて。

ただお刺身を切って並べるだけなのに、初めてのちらし寿司づくりは時間がかかり。

なんとか出来上がり、義母がつくってくれた袴を娘に着せて、写真を撮り、両方の実家とビデオ通話をして。

 

ひな祭りって、こんなに大変な行事だったっけ…。

そうか、いままで母が全てやってくれていたのだ。

わたしが大きくなってからは一緒に雛人形を飾ったり片付けたりしていたけれど、それ以外に「もうすぐひな祭りだから準備しなくちゃ」と思ったことはない。

祝う側になって初めて、母が色々なことをしてくれていたと、やっと気づいた。

親のはたらきは、子どもに気づかれないことが多い。

これから、たくさんの黒子仕事が待っているのだろう。