· 鎌倉的生活

長谷寺の近くに、昔ながらの魚屋さんがある。

以前、アジの開きを買おうとしたら、「いま店の前で干してあるから好きなの選んでいいよ」と言われ、よりおいしそうなアジを選んだ。ふっくらとして塩加減もよく、これまで食べたアジの開きのなかで一番おいしかったほどだ。

先日もお店の近くを通りかかったので、またアジを買うことにした。ふと横を見ると、バケツにいろんな色の紫陽花が入っていて、ひとつ20円と書いてある。魚屋で花?おもしろい組み合わせときれいな花に惹かれて、紫陽花もひとつ買うことに。

どれにしようかと見ていたら、小学生くらいの女の子が近づいてきた。魚屋の娘さんだ。よくお手伝いしているのを見かける。

青い紫陽花を選び、その女の子に渡すと、ピンクの房もおまけしてくれるという。あら、いいのかな。そう思うあいだに、彼女は2つの花をさっと新聞紙にくるんでくれた。

たった20円で、幸せな彩を手にしてしまった。

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