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アナンさんに会ったら、

· 日々のこと

近所を歩いていたら、アナンさんに会った。

アナンさんは鎌倉に住んでいるインド人で、スパイスやカレーを販売している、ちょっとした有名人だ。(詳しくはこちらを。)

いつも、アナンさんとは会話が難しい。
今回はこんな具合だった。

わたし「こんにちは。おでかけですか?」
アナンさん「”おでかけ”って、どこまで行くことを指すのかな。江戸(東京のこと)に行くんだけど。近いところは”こでかけ”?」
わ「”おでかけ”の”お”は”大きい”じゃないですよ。でも、東京なら”大でかけ”ですね」
ア「そうか、”大きい”じゃないのか。じゃあ”さよなら”の意味を知っている?」(※アナンさんはよく話が突然変わる)
わ「もともとは”さようならば”で、”それでは”という意味ですよね」
ア「”それでは”?」
わ「確か学校でそう習いました。それでは帰ります、の略だったと思います」
ア「そうなんだ…」(立ち止まり、考え込む)

(駅に到着)
わ「駅に行くんですか?私は電車に乗らないので…」
ア「そう、じゃあこれをあげるよ」

(カバンから袋を取り出すアナンさん。袋には食パンと菓子パンとマフィンが入っていて、マフィン以外をくれた。)
わ「こんなに?!」
ア「うん、あとこれも」(アナンさんの商品のチャツネも袋に入れる)
わ「いいんですか??」
ア「気が変わらないうちにね、じゃあね」

そんなわけで、なぜかたくさん食べ物をもらってしまった。

これから会う人ににあげる予定だったのでは?あるいは、自分用に持っていたのか?謎は深まるばかり。

せっかくなので、いただいたチャツネでカレーを作ろうと思い、冷蔵庫でしばらく眠っていたジャガイモを出してみたら、芽どころかカビまで生えていた。ぎゃっ!

カレーは、また今度。

(*初めてアナンさんと会った日のこと:http://furuseri.strikingly.com/blog/anan